|
 |
7.身近な薬用植物 |
 |
|
|
温故知新で豊かな健康ライフを・・・ |
私たちの身の回りには有用な薬用植物がたくさんありますが、今日の医学薬学の発達によってほとんどが忘れ去れた存在になっています。しかし、人類の歴史の中で、私たち人間は、病気克服のためにこの薬用植物などから苦労して薬を見つけ、医学として体系づけしてきました。漢方理論もそのひとつです。野山に咲く雑草にも薬になることを知れば、もっと日常生活を楽しく豊かにするでしょう。
19世紀以来、科学技術や分析の発達によって新しい薬が開発されるようになりました。しかし、現在の多くの薬も、自然の薬用植物や動物などによつて開発されてきたのです。また、これからも薬用植物や動物などによって創薬されることは間違いありません。正に薬用植物は人類にとって宝物です。また、一般大衆にとっても身近な薬用植物は我々の先達が培ってきた知恵が民間薬として伝えられたものです。
今日、医学薬学の発達した時代において、あえて薬用植物などに頼る必要ありませんが、私たちは自然とともに歩んでおり、私たちの身の回りの自然の薬用植物や動物などがいかに役に立っているを改めて認識すれば、今日の慢性病疾患の予防や再病阻止のための養生や料理の活用などに役立つのではないかと思っております。
身近な薬用植物は限りなく沢山ありますが、ここでは百数種類に限り取り上げました。なお、絵図や参考資料として故青木信一博士、故西山英雄博士の著書を引用していることをお断りします。また、写真については河内長野の納城雅敏氏許可のご承諾に深く感謝いたします。
|
参考文献 : |
青木信一著「薬用植物図鑑」 (1929年) |
|
|
村越三千男「日本植物図鑑」 (1956年) |
|
|
西山英雄著「漢方薬と民間薬」(1963年) |
|
|
岩波書店「広辞苑」第五版 |
|
I N D E X (主な薬用植物一覧表) |
|
|